県と姉妹締結している忠清北道の交流事業により、忠清北道立大学校生と和泉愛児園の園児との国際交流が決定し、12月20日に、韓国学生が和泉愛児園を訪問しました。
うさぎグループは、木のおもちゃを使って積み木遊び。
ぞうグループは、追っかけ玉入れ。
くまグループは、ふれあい遊びや、お歌。
それぞれのグループには通訳の学生さんが入ってくれたので、説明の時はお互いに理解できましたが、自由遊びや体を動かすときは、相手の言語がわかりません。
いつもなら伝わる言葉が、まったく相手に伝わらなくて、初めてみる外国の方に顔がこわばっている子がいたり、打ち解けるまでに時間がかかる子がいたりと様々でしたが、最後はどのグループもみんなが笑顔でいたのがとても印象的でした。
言葉が通じなかったり、言語がわからなくても、一緒の空間で、一緒に何かをしたとき、相手の表情や目をみたり、声色を聞いたり、相手の心を読み解こうとすることで、心と心が通じて、感じるものがあるのだなぁと思いました。
最近は、SNSの普及で、会話をするよりも、文字で言葉を伝える事が多くなりつつあったり、翻訳機で相手に伝える便利なアイテムがあったりする時代ですが、機械では心と心を通わすことは、絶対にできません。こどもたちが笑顔になったのは、お互いの気持ちが通じ合ったからなのだと思います。
自分がいくら伝えたくても、相手が聴こうとする心が0だと、絶対に伝わりません。半日の交流会でしたが、子どもたちは、社会に出回っている便利なアイテムでは感じる事ができない、心と心のコミュニケーションの大切さや、相手に気持ちが伝わった時の嬉しさを体験できたのではないでしょうか。とても貴重な体験ができたのでは、と思っています。
もう少しで、冬休みに入ります。
家族でいる時間が増えるこの時期に、心と心のコミュニケーションタイムを沢山取ってほしいなと思います。
家族だからこそ通じるものって、沢山ありますもんね(o^―^o)